小林紀晴写真展 『はなはねに』

 中野坂上の東京工芸大学写大ギャラリー小林紀晴さんの個展『はなはねに』のオープニング・パーティ。2年ぶりの個展開催で、同時発売された写真集『はなはねに』の作品が展示される。その作品世界は去年、文春から書き下ろしで刊行された『父の感触』を写真として表現したもの。NYでの911体験から父の死、子どもの誕生という時間の流れの中で、身の回りの大切なものたちへと帰還していく軌跡が表現されている。写真展と写真集のタイトル「はなはねに」は、「千載和歌集」の「花は根に鳥は古巣にかへるなり春のとまりをしる人ぞなき」からきている。文章と写真という別々の表現方法で、同じ世界を、どちらかがどちらかに寄りかかることなく、お互いが完全に独立しながらしかも共鳴し合っているという、希有な成功例だと思う。非常に見応えがあった。
 東京工芸大学は小林さんの母校でもあって、写大ギャラリーというのは特別の意味を持つ憧れのギャラリーだそうだ。もちろん、30年以上の歴史があって、細江英公(同大卒で名誉教授)や木村伊兵衛、土門拳をはじめ、国内外の大御所の展示を行い、また展示のオリジナルプリントをコレクションしていることでも有名。今回、小林紀晴さんは同ギャラリーの最年少での個展開催となった。
 二次会は中野坂上の居酒屋で。アサヒカメラの編集長と日本カメラの編集局長が揃い踏み。寝転びギョラニスト bigmouthさん会田法行さん永沼敦子さんなどたくさんの写真家の方々とお会いして(宮下マキさんもいた)楽しいひとときを過ごす。紀晴さんたちは明け方まで飲んだみたいだったけれど、僕は前日のお酒が残っていて夜中に帰宅。

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