Japanese Art in NY

 ホテルから2ブロックのInternational Center of Photographyへ。ちょうど「Heavy Light: Recent Photography and Video from Japan」という展示をやっていて、日本の写真がどのように受容されているのか興味深い。入り口には澤田知子の『School Days』の大型写真が展示されていて、一種異様な雰囲気。確かに制服姿の女子高生のクラス集合写真というシチュエーションは、彼女の手法を際だたせる絶妙な箱に成り得ている。ICPは『ID400』の作品も購入していて、もしかして彼女は海外の方が評価が高いのかもしれない(NY在住らしい)。
 僕が面白かったのは畠山直哉と鈴木理策で、畠山直哉は有名な木村伊兵衛賞をとった『ライム・ワークス』の石灰鉱山から、コンクリートで作られた都市の俯瞰まで、そしてそのverticalな都市の最下部にある渋谷川や地下道までをストーリーとして追えてナイスな展示だった。インタビュービデオで、「はじめ東京に出てきた時は何も撮れなかったけれど、沖縄から帰る飛行機が羽田の上空を旋回していた時に都市を俯瞰して眺めて、都市もまた石灰鉱山と同じ、地球の表面を加工してできたものなのだ、と思ってから撮れるようになった」というようなことを言っていて(英語で話していた)興味深かった。この前観たエドワード・バーティンスキーの「マニュファクチャード・ランドスケープ」を想起する。鈴木理策は熊野の作品。正統派だけれども、彼の空気感というか光の具合は好きだ。でもこう並べると木村伊兵衛賞受賞者ばかりで、コンサバな展示かもしれない。
 逆にゴスロリや暴走族を撮った吉永マサユキや「やおい」の小松原緑なんかは僕には分からない。海外ならではの企画展だしきっとこっちではウケがいいのだろうけれど。それでいうと会田誠なんか人気が高いように思える。今回は盆栽のフィギュア展示とそのシチュエーション写真作品。そのうち村上隆の「マイ・ロンサム・カウボーイ」のように高騰したりして(というかそういう戦略なのかしら)。ま、精子は飛んでないけれど。

広告
  1. トラックバックはまだありません。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中