ドバイ、上海、エストニア


 北海道からエイガさんが東京に来ていて、麻布十番で飲むことに。7月に北海道で御世話になって以来だ。聞くと先週まで一週間ほど上海に行っていて、来週はドバイに行くという。今の会社を辞めて、新しいビジネスをこの2か所で始めるのだ。そのスケールの大きさと前向きさにクラクラとくる。いわゆる「日本語に守られた」出版業界にいる自分には、たとえ版権ビジネスで恒常的に海外との接触があるとはいえ、やはりちょっと想像できない世界だ。エイガさんの起業家ヴァイタリティには昔から頭が下がる。同い年なのに僕より100倍はスゴイと尊敬しているのだが、きっともともとの見えている世界が違うんだろうな。僕は耳たぶ小さいし。

 エイガさんはこのほどドバイでオフィスも見つけて、人材募集を始めたので、ご興味のある方はぜひどうぞ。「小学校の担任経験者、教職員経験者」だそうです。
http://eigahitoshi.blogspot.com/2007/12/blog-post_7601.html
 仕事の内容が何なのかが書かれていないようですが、ま、それはともかく。
 エイガさんとはむかし一緒にある仕事をしていたことがあって、一緒にNYに仕事で行ったこともある。ふとそのNYに一緒に行ったインデペンデント・プレスの後藤さんに電話をしてみると見事キャッチ。3人で会うのは本当にNYに行った2002年以来だと思う。不思議なのは、その後も僕は後藤さんと2003年に一緒に本を作って、本当に濃密で編集者としていい経験をさせてもらったし、その後で後藤さんはあのイラクとヨルダンでエイガさんと一緒に難民支援関係の仕事を一緒にしていて、そこでまた濃密な時間を過ごしていたのだと後から耳にしていた。だから5年ぶりに3人であっても、なーんにも違和感がなく、一気にあの時のテンションに戻れるのだ。
 後藤さんは今月、汐文社から『エイズの村に生まれて―命をつなぐ16歳の母・ナターシャ』を刊行した。2005年に同じ汐文社から出した『ダイヤモンドより平和がほしい―子ども兵士・ムリアの告白』のシリーズ第2弾という位置づけだろう。前作は産経児童出版文化賞を受賞している。アフリカ、シエラレオネの子ども兵、そして今作はエストニアのエイズの問題。世界を飛び回って戦争や難民の問題で苦しみの中で暮らす子どもたちにカメラを向け、しかもただのスクープではなくて、本当にレンズの先の子どもたちと同じ目線から、寄り添うように彼らの「生」を映し出していく後藤さん。エイガさんからは「ヘンタイ・ゴトウ」と揶揄されるが、本当は(というか普通に)とてつもなくスゴイ人なのだということを、僕は知っている。こうして誠実にひとつひとつ、世界でいま起こっていることの真実について、子ども向けに本を書いていく作業をこれからもぜひ後藤さんには続けて欲しいと願わずにはいられない。
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