東京のエキシヴィジョン巡り

 木曜日からCの友人ルーシーがオーストラリアから来ていて、土曜日は一日3人で東京観光に行くことに。といっても「東京を紹介する」というのは毎度ながら難しいことで、特に西側(山の手、ともいう)育ちの僕には下町はまったく分からない。アート好きのルーシーがロンプラで読んで興味を惹かれた原美術館へまずはタクシーで行くことにした。これが大ヒット。PIPILOTTI RISTというアーチストの「KARAKARA」というエクシヴィジョンで、現代アートの面白さを存分に楽しめる。彼女はスイス生まれの40代で今はチューリッヒを拠点に活躍している。廃品を使った美しいインスタレーションとか、馬鹿でかいソファで身体感覚を狂わせるインスタとか、フェミニンな女の子が可憐に笑いながら駐車してある車の窓を次々に割っていく映像とか……。傑作は一階売店奥のトイレの仕掛けで、便器の底にカメラがしかけてあって、座ると目の前のモニターでいわゆる便器の中の出来事がすべて眺められることになっている。毎日やっている日常の行動を非日常化させる何とも得難い体験だった。ぜひこれを読んだらトライして見てください。原美術館は常設展示も面白いし建物もカフェも素敵なので(昼からモエを飲む)、近いしまたちょくちょく行こっと。

 その後、丸の内、皇居、神楽坂、原宿とまわってふたたび品川へ。ルーシーの友達の友達の……となぜか繋がる人が個展をやっているのだという。そこは高輪台駅ほど近くのギャラリーオキュルスで、奥野美果さんの「光の栖」。硝子を使った造形アートで、その不思議な浮遊感と光の捉え方が印象的。彼女は多摩美を出たあとにオランダで学び、そこで奨学金をもらうほど優秀で、日本でも活躍されている。飛び入りのオープニングパーティでワインをご馳走になる。

 本当はそのあと新宿でカニを食べて、23時スタートの別のパーティに顔を出す予定だったのだけど、神楽坂で食べたフグ鍋でお腹がいっぱいだったのと、前日朝3時までカラオケに行っていたうえに一日歩き回ったのとでさすがに疲れ、家に帰って3人ともダウン。チーズとハムをつまみに梅酒(ルーシーの日本で一番のヒット)とワインを飲んで早々に寝る。

 翌日朝6時に成田に向かうルーシーを白金でタクシーに乗せて見送ったあと、だらだら過ごして夕方から再びギャラリー巡り。以前担当した本の装画を描いてくれたMONOCHROME ARTIST、Lyさん初の個展の最終日。恵比寿のギャラリー point にて。「性と死」がテーマという相変わらずの不思議ワールドで、モノクロなのにとてもヴィヴィッドで動的に感じられる。Lyさんにはご挨拶するタイミングを逃してそのまま会場を後にする。そこから徒歩3分の MARIOS LEFT TANKERに、3minの堀場さんがやられているユニットBLANKの「目rry Christmas」に行く。金曜日のオープニングはカラオケに行って逃してしまったのだ。東京ミッドタウン 21_21 DESIGH SIGHT「THIS PLAY!展」に出された「傘化け」シリーズがもう最高で、いわゆる現代版唐傘お化け(ランプシェードに艶めかしい足)が都内の出没場所毎に特徴を持っている、というもの。原宿の傘化けはルーズソックスを履き、六本木の傘化けは網タイツ、目黒はバレエシューズ、とかとか。Cは真剣に「買いたい」と言っていた。それに Design Tideで出されたBLANKUMAも並んでいた。大仏クマとか。かわいい。MARIOS LEFT TANKERは実はバイクの通勤路にあっていつも見ているのだけど、超デザインコンシャスな服が並んでいて、お店だけどエクシヴィジョンのようで飽きない。ここもまたちょくちょく通いたい場所だ。

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