ニコンサロン1968-2006特別企画展 III

 小林紀晴さんに教えていただき銀座のニコンサロンへ。NIKON PLAZA Ginza 開設記念として催されている「ニコンサロン1968-2006特別企画展 III」を観に行く。過去にニコンサロンで開催された写真展のアンソロジー企画ともいえるもので、この第三回は「世界の響き」というテーマで小川隆之、北島敬三、長倉洋海瀬戸正人小林紀晴の6名の写真が展示されている。小川隆之の「NEW YORK IS」開催が1968年、以後、北島敬三の返還直後の沖縄、長倉洋海のエルサルバドル(以前、写真家の近藤篤さんも言っていただけれども、「コーヒーを飲むおじいさん」の写真は感動的だと思う)、瀬戸正人のバンコク、そして紀晴さんの911と、世界の激動とそれを見つめ続けてきたニコンサロンの歴史を感じさせる写真で、どれも強く、時間を経た今でも見る側を魅了し、なにかしら緊張を強いるように思えた。
 その日はサロン終了の19時から北島敬三、瀬戸正人、小林紀晴の三氏によるフォトシンポジウムが開催され、各氏のデビュー当時のお話やギャラリー運営についての話など、興味深いトークが繰り広げられていた。そもそも70年代ぐらいまでは、写真を発表する場といえばニコンやキャノン、富士フイルムなどメーカー系ギャラリーしかなく、このニコンサロンで個展を開催できるかどうかは、その後のキャリアを確保する殆ど唯一の条件だったのだという。その後、若手写真家を中心にさまざまな自主運営ギャラリーが作られ、盛衰を繰り返して現在に至っている。シンポジウムの三氏もみなご自身のギャラリーを運営した経験があり、瀬戸さんは今も続けている。その可能性や苦労話なども面白かった。満員のギャラリーには若い写真家の卵のような方々も多く、また石川直樹さんもいらしていて久しぶりにご挨拶。仕事の都合で途中で中座しなければならなかったことが悔やまれる。
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