プレストウィッツ氏来日

 クライド・プレストウィッツの名前を日本で知っている人は、余程の日米貿易交渉史通か、自動車産業や半導体産業の幹部達だろう。プレストウィッツ氏はレーガン政権時代のアメリカ商務省で特別補佐官として日米貿易摩擦交渉の最前線に立ち、辣腕交渉官として鳴らした人物だ。彼を「ジャパン・バッシングの急先鋒」と形容するメディアも多かったが、実は大変な日本通で滞在経験も長く、養子の一人に日本人を迎え入れているほど、日本への愛情も深い。
 今回は新刊のプロモーションとして日本に来日した。アメリカ商工会議所や外国人記者クラブでのランチョン・ミーティングの他にも、様々なメディアにプロモーションをかけた。朝日、日経といった新聞をはじめ、文藝春秋、週刊現代などの総合雑誌や日経ビジネス、東洋経済といったビジネス誌、それにNHK。現在ワシントンにあるシンクタンク・経済戦略研究所を運営し、保守論客として活躍する氏の、しかも刺激的なタイトルの新刊をひっさげての来日とあって、メディアの食い付きは上々。日経では書評欄でも採り上げられた。
 著者を引き連れて何日も様々なメディアを回り、取材をこなしていくというのは実は初めてで、非常に貴重な経験ができた。「営業が企画し、編集者が売る」とも言われるが、本当に編集者にとってのプロモーション活動というのは大切だ。そのことを痛感した4日間だった。プレストウィッツ氏もアメリカ人らしい快活さで精力的にメディアや政財界要人を回っていた。「本当に日本の有名人をたくさんご存じなんですね」とある時タクシーの中で声をかけたら、日本語で「“ジンミャク”です」と返ってきた。なるほど、日本社会で生きていくのに大切なものを一つ、アメリカ人から学んだ次第。
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