竹富島 2nd day

 石垣島から船で15分。竹富島は周囲約9.2km。人口約300人の小さな島だ。船を下りると船着き場の周りはもう自然。そこから車で5分ほどで集落に到着する。赤い屋根瓦の低い家並みに石垣、そして白い珊瑚の砂が一面に敷き詰められた道。歩いて回れるほどの集落と自然に囲まれた島。たしかにここは、ひとつの手の平サイズの田舎があった。
 民宿泉屋は典型的な琉球民家で、ブーゲンビレアのピンクの花がアーチの門柱に咲き乱れている。屋根にはシーサー。ここでは、どの民家の屋根にもそれぞれのシーサーがいるのだという。荷物を置いてさっそく水牛車に乗ることにする。これは竹富島の定番。石垣島から2時間コースでこの水牛車に乗って帰る観光客が多い。というかほとんどだ。でも僕たちは、2つの集落にそれぞれあるという水牛車にどっちも乗ってみようかと思ったほど、気に入ってしまった(結局1回しか乗れなかったけど)。このゆっくりとした水牛の歩み、そして徐々に徐々に変わっていく竹富の家々の眺め、細部にまで目が行き届く。家々を彩る草花や、シーサーの表情や、家から顔を出す少女をゆっくりと眺め、安里屋ユンタを聞きながら集落を回る。所用30分。
 歩くとすぐに集落をはずれる。道のあちこちにオン(ウタキ:御嶽)がある。鳥居の奥、森の中に入るように広がるオンは、容易に人を寄せ付けない雰囲気を漂わせている。なんで鳥居なんだろう、と思ったが、あとで調べると、やはり明治時代以降に作られたものだった。なんか変だもんね。興味はあったが不謹慎に入り込むのはなんかいけないような気がして、というかそこまでの心構えを僕はちゃんとできていないような気がして、結局立ち入らない。
 3月でもうっそうと茂る林の道を抜けて、コンドイビーチにでる。白砂。青い海。「南の島に来た」と実感する。曇り空で気温もそれほどではなく、泳ぐことはできないが、それでも遠浅の海は引き潮のこの時間、はるか100メートル以上先まで歩いていける。素足で踏みしめる白砂は、すべて珊瑚から出来ているのだろう。気持ちよく、癒されたひととき。
 竹富島はレンタサイクルが盛んだ。自転車ならビューンと小一時間で島を一回りできるだろう。僕らも泉屋で自転車を借り、コンドイビーチとは逆、東の海岸まで行ってみることにする。原生林の中を荒れた小道を走らせ、フッと林が開けたかと思ったらそこがビーチだった。そこは対照的に人気が少なく、コンドイビーチよりも波があった。星砂の浜だとも聞いていたが、どうやら星砂はないようだ。あとで聞いたら、西表島に行かないと、星砂は十分に採れないとのこと。昔は採れたのか、昔から採れなかったのか。。
 そのあと、島の上部を半周し、北頂部にあるオンを見たり、Jが人気のない海に向かって叫んだり、島のオオコウモリをみたりしながら宿に帰還。民宿の料理は素朴な地元料理。石垣牛がメイン。泡盛をいただき、その後少し部屋で寝る。夜、近くの(数軒しかない)飲み屋に行くつもりだったが、閉まっていて残念。民宿の夜は早い。オリオンビールを飲んで寝る。
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