石垣島 1st day

 はじめて沖縄に行くことになった。石垣島から竹富島への2泊3日の旅。これまで行く機会を逃したまま、ちゅらさんブームでさらに足が遠のいてきた沖縄。僕が生まれた年にアメリカから日本に「返還」された沖縄。現在も左翼的思想にとって、僕たちの「戦後」や「ニチベイ」を考えるときに避けて通れない沖縄。“和”や土着的なものの価値を再発見しようという流れの中にいる、原倭人として浮かび上がってくる沖縄。どうにも僕は沖縄との距離感を取れずにいたのだ。そんな折り、「竹富島で死ぬほどのんびりしたい」というJの要望で、あっけないほどに「沖縄初体験」をすることになった。
 といっても、沖縄と、石垣島や竹富島を含む八重山諸島はまた文化圏が微妙に異なるらしい。基本的に沖縄本島と八重山は支配ー被支配の関係にあった。といってもそれは沖縄王朝が交流した16世紀以降(だったと思う)。逆に言えば、それまえは交流はあったにせよ、基本的には別々の地域を形成したいたのだ。那覇空港まで羽田から3時間弱。そこからさらに乗り換えて1時間弱かかって石垣島に着く。ここは、沖縄本島よりも台湾のほうがよほど近い、日本の最西端なのだ。
 石垣空港に着いたのが夕方5時半。そこから15分もタクシーに乗れば市街地で、徒歩で中心街をぶらっと回れる。今晩の目的は「石垣牛」。南国産のマイナーなブランドだが、仔牛の9割は県外に買われていき、山形牛とか神戸牛となって売られていくという(そういうことってあるんだ)。焼き肉屋金城で極上ロースステーキを注文。霜降りはまぁまぁ。味は、本当にトロトロと口でとろけるようだ。先月渋谷のパップハウスに行ったときも、普段お目にかかれない珍しい部位をいろいろと食べさせてもらったが、どれも「トロトロ」。どれも「極上」なことは分かる。分かるのだが、どうも僕の嗜好とは違うんだなぁ。
 マグロの大トロについて、かつて江戸時代までは、マグロといえば赤身が好まれ(マグロ漬け丼とかね)、脂身の多いトロや大トロは見向きもされなかった(収量も少ないし)らしい。でも、戦後アメリカに占領され、GIが脂身の多いトロを好んで食べるようになって(彼らの食習慣にマッチしたから)、トロが「極上」とされるようになった、ということを聞いたが、牛肉もそんなものだったりして。。
 口直しに(?)沖縄料理の居酒屋で海ぶどうや島らっきょうやそーめんチャンプルーを食べてお腹を満たした後、思い立って島唄ライブハウス・安里屋に行く。生で島唄を聴いてみたかったのだ。これが結構面白い。みんな踊るんですね。島唄で。恥ずかしがり屋の東京人たる私たちは席を立てませんでしたが、観客を煽って盛り上げる島唄ライブは必見。安里屋ユンタという島唄が、どうもものすごく「定番ソング」として沖縄一帯で常識のごとく定着している「らしい」ということが分かった。もちろん、僕は初めて聞いたのだが。。もとは竹富島の労働歌だったそうだ。その後、この歌は旅行中ず〜っと聴くことになる。そう思うと、衝撃的な出会いだった。
 その後、あまった時間で「日本最南端のビリヤード場」越後屋にふらっと行く。翌日のペアマッチ・トーナメントに出場しませんかと店主に誘われたが、明日は竹富島へ行くので残念!
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