Netherlands-3rd day ゴッホ

 しっかりの朝食をとって早速市内へ地下鉄で向かう。今日はついにアメックスのカードの再発行の日なんだ。スペインでは大都市にいないために受けとれず、アムスに入っても土日なので受け取ることができず、やっと今日、再びクレジットな生活ができるようになった。すこし息を吹き返してそのまま国立美術館へ向かう。ここではレンブラントの「夜警」を見なければ行けない。改装中ですべてのコレクションがそろっているわけではないらしいが、それでも17世紀オランダ絵画の至宝がそろったこの美術館。フェルメールも4点ほどあり、やはりそのやさしく美しい光の表現に魅了される。レンブラントがより「劇的」だとすると、フェルメールは日常的な光の機微をうまくとらえているような気がする。絵の題材と現代の感性との関係もあるだろうが、圧倒的にフェルメールはやはりよい。でも「夜警」はもちろん素晴らしかったです。
 続けてすぐ隣にあるゴッホ美術館へ。7年前に一度訪れたことがあるが、そのときに非常に素晴らしかったという思い出があるので、ぜひともまた見たいと思っていた。ゴッホのオランダ時代から自殺する一週間前の絵までが年代順に展示されているのだが、ゴッホの精神を絵を通してなぞっていくような構成で、本当に引き込まれる展示だ。僕はゴッホというとアルル時代が好きなのだが、晩年、サン・レミの病院やその後に書かれた作品も非常に素晴らしいということを今回再発見できた。とくに、なくなる一週間前に書かれたという麦畑の絵は、本当に心を打つものだった。その前に、同じく麦畑で人が麦を刈っている明るい色調の絵があって、この麦は人間のメタファーで、刈られている=死んでいくのだけれども、それは悲しいことではなくて、ひとつの生を全うしてこうして刈られていくのは素晴らしいことでもあるんだ、という作家の悟りが全体で表現されている非常にポジティブで明るい絵なのだが、それとこの最後の麦畑の絵を見比べたとき、ゴッホが自殺にいたったその心理の1000分の1でも、迫れるような気がしてすこし鳥肌がたった。やっぱりゴッホ美術館は本当に素晴らしい。
 美術館を出て近くのブティク街をウィンドウショッピングする。明日からのフランクフルトブックフェアに向けて、コートと靴を買いたいと思っているのだが(アメックスも戻ったし)、どうも良いものが見つからない。そのまま途中ライデン広場でラーメンを食べて(日本のものとは似ても似つかない、まずかった)、ダム広場のデパートまで探しにいったが結局買うことができず。情けない。日本でないと、なんとなく判断が鈍る気がする。それにこういうところのブランドショップは、本当に入りづらい何かがある。日本ではあまり感じない「クラス感」がやはりあるのだろうか。
 疲れきって足が棒のようになって、ここに足裏マッサージがあればなぁと思いながらもぜったいになさそうなのであきらめてホテルにいったん戻る。19時頃、ガイドブックに載っていた「オランダ料理を食べさせるモダンなレストラン」を目指してホテル近くのトラムに乗って向かうが、ライデン広場近くのそのお店はなんとクローズ! 疲れた体で「せっかくオランダにきたのだから」と向かったのにショックだったが、まぁ旅にはそういうものはつきものだ。そこらへんで適当にお店を見つけて食べようかともおもったが、どれもあまり魅力的ではないのでホテルにまた戻ってカフェバーでチキングリルを食べながらこうしてMacに向かう。結果的にホテルライフなアムス滞在になった。明日はついにフランクフルトだ。
広告
  1. トラックバックはまだありません。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中