Spain-7th day ボデガ

 今日も最初はワイナリー(ボデガ)巡りをすることにして、ラガーディアのすぐ隣町、エルシドへと車を走らせる。途中、朝の霧の中で一面に広がるブドウ畑にさしかかり、車を降りて思う存分写真を撮り、そして試食する。ブドウはテンプラリーニョだろうか。ワイン用のブドウ、という先入観から比べるとひどく美味しい。エルシドもとても小さな村で、でもこの村にリオハワインで最も有名と言っても過言ではない、マルケス・デ・リスカルのボデガスがあることを今朝見つけ、すぐ近くなのでアポなしだがとにかく行ってみることにしたのだ。
 目当てのボデガはすぐに見つかった。かなり大掛かりな工事中で、どこを行けばよいのか分からず敷地内をさまよっていると、守衛のようなおじさんに呼び止められ、「見学に来たのか』というので「そうだ」といい、「アポはあるか」というので「ない」というと、おもむろに本部らしきところに電話をして、ニコッと笑い、「大丈夫。今ちょうど見学ツアーが始まるからそこに入るといい」といって本部に案内してくれた。これはラッキーだった。アメリカ人家族とスペイン人の2カップルになんとか混ざり込み、スペイン語の解説だったが、運良くボデガの中に潜入することができた。
 昨日のラガーディアのボデガとは打って変わって、世界中にワインを輸出するこのマルケス・デ・リスカルのボデガはいわば「超近代的」。ステンレスタンクが並ぶ貯蔵庫から圧搾、樽詰めなどすべてが機械で制御されているようだった。ただ、1862年以降のワインが貯蔵されているという黴臭いカーブに通された時は、やはり歴史と伝統の重みを感じずにはいられなかった。「何パーセントかはお酢になっているだろう」とガイドの女性は言うが、その中には最高の状態で最高の味を称えたワインボトルがごろごろとあるはずだ。「特別な時に開けるだけでマーケットには出ない」というのが、当たり前だが残念な気もする。一本忍ばせて持って帰ってきたいぐらいだった。2000年のレゼルヴァを試飲。やはり美味しい。凝縮感と熟成感がしっかりとある味だ。スペインの今のワイン作りの一端を垣間見たツアーで、大変有意義だった。運良く中に入れて(ブドウ畑を眺めるだけでも、と思っていたのだ)本当にラッキーだった。
 エルシドを後にして今日の宿泊地、ビルバオに車を走らせる。高速に乗るまでにブドウの収穫風景に出くわす。どうやら白ワイン用のブドウをとっていうようだ。本当にこの1週間が収穫期なのだろう。一度収穫のアルバイトもしてみたいと思う。きっとつらい肉体労働なのだろうけど。。
 ビルバオはバスクの首都で最大の都市。再びラマンチャから木々と山々のあるバスクの風景に戻ってほどなくすると、大都市ビルバオが見えてくる。これがラガーディアから行くと本当に都会に思える。旧市街のホテルにチェックインをしてJは買い物へ、僕は仕事の整理でパソコンに向かい、19時ごろレンタカーを返しに新市街の中心地へ。本当に車が多い。今回は3日間、車でいろいろなところを廻って本当に面白い旅ができた。自由気侭な旅には車が一番だと改めて実感。疲れたけど。
 新市街のバル街をふらふらして久々にチャコリなどを飲みながら、お腹もすかずにそのままグッゲンハイム美術館の建物を眺めにいく。これが超前衛的な建築で一見の価値あり。大きな花でできた犬のオブジェやレーザーや火をつかった様々な「仕掛け」で閉館後もそこに集まっている人々を楽しませている。しばらくゆっくりして、路面電車で旧市街のホテル近くまで戻り、再び旧市街のバル街へ。お腹へってないしね、といいながら結局ハシゴする。繁盛しているバルはどこも路上に人があふれるほどにたむろしていて、また違ったバル文化を見る。一軒、広場に面したバルで美味しいところを見つけ、そこで生のバカラオのピンチョスを食べて、今回のスペイン美食の旅の締めくくりとする。明日は早い。そのままホテルに戻ると、荷造りに励むJを横目に爆睡。
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