Spain-6th day ラマンチャ

 昨日引き返してきたパンプローナからサンセバスチャンの高速道路を、今度は逆に南下する。パンプローナ近辺まで1時間ほど、ここから市街地を迂回する形で一般道の国道に降り、ひたすら走り続ける。目指すのはリオハ。言わずと知れた、スペインワインの最も有名な生産地である。スペイン北部のバスク地方のすぐ南に位置するこの地方は、「リオハ・ティント(リオハの赤)!」と叫べばお店で美味しい赤ワインにありつけると言われるほど、質量ともに最高のスペインの赤ワインを供する。今回の旅でぜひそのワイナリー(スペインではボデガという)を訪ねてみたいと思っていた。
 バスクとナバーラを隔てる山々を越えると、とたんにまわりの景色がスペインらしくなってくる。荒涼とした大地。赤茶けた土。広がる地平線。この風景をして「ラマンチャ」と呼ぼうということにしたのだが、パンプローナを抜けてさらにリオハへと近づくと、このラマンチャぶりはいっそう徹底され、目の前の道以外に360度人工物がまったく見えないような荒涼ぶりの景色をひた走ることになる。ひとつ村を越すと、次にいつ村が出てくるのか分からない。こんなところを昔の巡礼者たちは歩いたのだと、フランス国境からサンティアゴ・デ・コンポスティーラへとつながるスペイン巡礼の道へ思いを馳せる。実際昨日からずいぶん多くの巡礼者を見かけた。道程がかなりの程度かぶっているのだ。
 リオハの州都はログロニョという街だが、そこからさらに進んでラガーディアという小さな小さな村のホテルにチェックイン。4つ星のきれいな、かつちょっとファンシーなホテルだった。ここラガーディアは、ワインの産地リオハの中でも、特にリオハ・アラベッサと言われる地域の中心で、ホテルの周りにもボデガとぶどう畑が並んでいる。歩いて10分ほどの旧市街に繰り出し、バルで昼食をとったあと、アメリカ人の団体ツアーに混じって地元のボデガ見学へ。圧搾機や圧搾用の大きなプールのようなものを見て地下に行くと、そこはカーブというか貯蔵庫というか、様々な状態の樽が並んでいた。試飲もして、昔ながらのワイン作りを垣間見る。聞くと来週にはぶどうの収穫で、実際に果汁の圧搾なども行われるという。う〜ん、惜しい。
 ホテルに戻ってレストランで夕食。これがお腹がまた全く空いていなくて困る。前菜とメインという形でこのラガーディアのワインに合わせて注文したのだが、前菜の卵料理がすでにボリューム満点で、メインの羊のローストは、やわらかくて大変美味だったのだが、ほとんど食べることができず、またワインも半分程度残してしまった。暴飲暴食の旅のつけがそろそろ出てきたと言えるだろう。こちらも惜しいことをした。
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