Spain-4th day 漁師組合

 悪夢から一夜あけ、気を取り直して残りの旅行を楽しむことにする。リカバリーの方法は、順次考えていくことにする。お腹の満腹感が、だんだん慢性的になってきた。とにかくスペインに来てから食べまくっている。朝食は軽めにして、昨日予約を入れたLa Hermandad de Pescadores(漁師組合)という名のレストランの昼食に備える。その名の通り、漁師の奥さんたちが切り盛りをしているレストランらしく、新鮮な海の幸を相手に厨房で腕を振るっているおばさんたちの姿を見て、一目で食べてみたくなったのだが、昨日は満席で入れなかったのだ。なるべくお腹をすかせて、と思っていたのだが、13時半からの予約までがまんできず、結局オンダビリアのバルで一杯ひっかけてピンチョスをつまんでからいざ「漁師組合」へ。
 「海の幸のスープ」と「ココチャ」と呼ばれる鱈の喉の周辺の肉の「ピルピルソース風」を注文する。「海の幸のスープ」はブイヤベースを思わせるが、具は少なくその代わりに魚介のうまみがトロトロと凝縮されてしみ出している感じ。あまりのうまさに唸る。鱈の喉、ココチャはここバスクの名物料理。ゼラチン質の肉は食感も面白く、そしてピルピルソースが濃厚でたまらなく食欲をそそる一品だった。このソースもバスクの特徴あるソースで、ココチャを煮込む過程でゼラチン質がオリーブオイルにとけ込み、独特の白い色と濃厚な風味を作り出す。そこにニンニクやイタリアンパセリなどで味付けがされていて、これでバゲット1本は確実にいけるだろうと思える秀逸なソースが出来上がるのだ。
 再びはちきれそうなお腹をさすりながら今日もバスでサンセバスチャンへ。目的は二つ、日光浴とマッサージだ。昨日同様、快晴なのだが今日は風があって気温が上がらない。それでもこの美しい海岸線にそって、浜辺には人々が日光浴を楽しんでいる。僕も今日はその仲間入りをして「サンセバスチャンのバカンス」を一応楽しむ。Jはその間にショッピングに出かける。19時からタラソセラピーと言う西洋風マッサージへ。本当は足つぼマッサージがよかったのだが、これしかなかったのだ。足の疲れをとりたかったのだが、なんともなまっちょろいマッサージをされて終わり。やっぱりね。予想通りの「失敗」だった。20時をまわって、まだ二人ともちっともおなかが空かないのだが、今日も「主戦場」のバル街へと足を向ける。インフォメーションでもらったガイドに載っていて目星をつけていながら昨日開いていなかったバルが今日は2軒ともやっている。思わず入ってしまい、そして思わず注文してしまう。おいしい。こうなるともう満腹中枢がいかれているとしか思えない。
 一軒のバルで日本人の若者に会う。挨拶をすると気軽に話してきて、聞くとオンダビリアのレストランで修行をしているという! スペイン中を廻って最後に落ち着いたのがオンダビリアだったのだという。この素晴らしいバスクの料理とバル文化を近い将来日本に持ち込んでくれる日本人がまた一人増えるのだと思うと本当に嬉しい。こういう日本人がいることは、本当に貴重なことなのだと思う。
 22時ごろオンダビリアに戻り、昼間開いていなかったレストランに立ち寄る。思わずまたバカラオを注文。バスクの食材を洗練された形で出すところで、肉厚のバカラオをジューシーかつ皮をカリッと焼いた一皿は、緑(豆?)と赤(トマト)と黄(オリーブオイル)の3層のソースと相まって非常に美味だったが、お腹が満腹すぎて全部食べたときには本当に破裂するんじゃないかと思った。
広告
  1. トラックバックはまだありません。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中