Spain-3rd day バル巡り

 朝ホテルをチェックアウトして(朝になってトランクがホテルに到着していた!)次の目的地、オンダビリアへ向かう。マドリッドからは飛行機で1時間ちょっとだ。オンダビリアはバスクの小さな港町で、おそらくスペイン人でも、知っている人はそんなにいないんじゃないか、と思えるほどマニアックな町。歩いて5分もすれば反対側にたどり着くような城壁の中の小さな旧市街の頂上にあるパラドールParador de Hondarribiaにチェックイン。ここはカルロス5世の居城だったらしく、崩れ落ちた壁をそのまま残すなど中世の趣を色濃く残す建築物で、おそらく文化財なのだろうが、そういうところに国営ホテルをつくるスペインの懐の深さを見せつけられる。
 昼飯をとりにオンダビリアの町に出る。黒いベレー帽をかぶったおじいちゃんが散歩する並木道を歩きながら、バスクの地に来たことを実感。とにかくおじいちゃん、おばあちゃんが非常に元気な町だ。みなつるんで散歩やおしゃべりに興じている。そしてバルのカウンターに並ぶピンチョスに、再びバスクを実感する。嬉しくなって数軒はしご。軽い発泡白ワイン、チャコリも美味で、海の幸を使ったピンチョスによく合う。イワシの酢漬けが特に気に入る。
 バスに乗って一時間ほどでバスクの有名なバカンス所、サンセバスチャンに着く。ビスケー湾の真珠と言われるここの海辺は美しい砂浜が弧を描いて広がり、両端が丘になってせり出している。波はおだやかで美しい快晴の青空のもと、日光浴をする人々を眺めながら浜を端まで散歩し、丘の上からこの印象的な海岸をしばし眺める。夜はここの旧市街に林立するバル巡りだ。狭い石畳の道が細かく交差する旧市街のあちこちに、これでもかというほどバルが並び、またそこに人が群がっている。カウンターに並ぶピンチョスを品定めし、食指が動くものがあれば、それを指差して注文。チャコリと一緒にパクッといっては、また次の店へと繰り出していく。この繰り返し。これがたまらなく面白いのだ。イワシの酢漬け、名物のバカラオ(鱈)、さまざまな(血なまぐさい)ソーセージなど、豊富で新鮮な食材を使ったピンチョスを堪能する。特に生のバカラオを使ったピンチョスが気に入る。6軒ハシゴしておなかもいっぱい、酔ってへべれけになる。
 帰り際、パラドールに着いたときにタクシーの中に財布を忘れる。痛恨。アメックスのカードもシティバンクのカードも現金も日本円もすべてがパー。文無しでしかもリカバリーの手段がないという最悪の事態に陥る。Jがいなかったら僕はどうなっていたんだろう、と思うと、改めて海外旅行の危機管理の重要性を痛感。ショックが大きく、そのまま何も考えずに寝ることにする。
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